3600形
トップページ車内学考察大手私鉄>京成3600形
 2007年暮れに放映された「アド街 京成線スペシャル」において、何とも懐かしい趣のある車両、として紹介された車両はなんと3600形でした。とりあえず3600形の登場は昭和末期、この編成に至っては平成生まれなんですけど…さて、そんな3600形、実際にはどのような内装なのでしょうか?

■ドア周辺
ドアはステンレス製無塗装のもの。鴨居部には広告はありますが案内表示器の類は取り付けられてありません。
■室内
   
車内全景から見ていきましょう。窓こそ一段下降式になりましたが、緑色をしたリノリウムの床、クリーム色の壁、臙脂色のモケット…と、1960年代に製造された「赤電」のイメージをそのまま引き継いでいます。なるほど、これでは「懐かしい」なんて言われても仕方n(ry。

次に車端部。妻窓がHゴム仕上げになっておりこれも古めかしい。尚、貫通扉はついている車両とついていない車両があります。

乗務員室付近の様子。乗務員室へと通じる扉は無塗装化されており、後に3200形の更新の際に活きています。その両側に窓が設けられていますが、座りながら「かぶりつく」にはちょっと高い位置ですね。
■座席
   
通常座席は8人掛け。相変わらず臙脂色のモケットが採用されています。

車端部は5人掛けで、優先席には青がかった銀色のモケットが採用されています。これも同車以前の車両と一緒。

乗務員室背後は3人掛けとなっています。尚、この部分だけ側窓がかなり細くなっています。
■室内細部
   
天井部分を1枚。当初から冷房つきで製造されている車系ではありますが、冷房の吹き出し口の他に扇風機も設けてあります。当時は既に送風機といえばラインデリアが主流ですから、結構珍しいのではないでしょうか。

通常の吊り革は丸型で広告も掲載できないタイプとなっています。

側窓は一部を除き右側の窓のような一段下降窓となっており、車端部の窓のみ細くなっています。カーテンは青色。尚、優先席付近の吊り革はご多分に漏れず黄色いものに取り替えられています。
inserted by FC2 system