3200形
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関連リンク3200形概要
 1964年より製造され、赤電の中では最多両数を誇った3200形。しかし2003年以降急速に置き換えが進み、2007年に最後の1本が廃車され形式消滅しました。2007年度は4連1本のみが存続し、千原線や金町線で余生を送っていました。

■ドア周辺
ドアはステンレス製無塗装のもの。車体更新時にこの扉に交換された模様。尚、初期車のドアは車体更新後も化粧板と同じ色に塗られていました
■室内

まず全景写真からご覧に入れましょう。車内は3150形以前の車両に準じており、ポールが林立していないので広々とした印象を持ちます。一昔前の「京成」のイメージを後世に伝える最後の車両でした。

次に車端部を見ていきます。運転台がある車両と、それに接している車両の車端部には妻窓・貫通扉が設置されていません。

中間車には妻窓・貫通扉が設置されています。この構造は後の3500形まで引き継がれます。尚、左側の妻窓は周りがゴムではなく、更に保護棒が設置されていますが、これは3200形の中でも3263号車にしかないものだったようです。
■座席
 
扉間の座席は8人掛け。臙脂色のモケットは今でもお馴染みですね。袖仕切りの「つ」の字のような形状がなかなか古めかしく思えます。

優先席は青がかった銀色。車端部の座席は4人掛けになっています。
■室内細部
   
3200形までの赤電の特徴、吊り革。やたら長いもので、広告も入れられるようになっています。最末期まで残っていた車両は、優先席付近の吊り革が、長さはそのままに黄色いものに取り替えられていました。

そしてそれ以上の特徴はといえば乗務員室背後の吊り革。長い吊り革がゆれてガラスにあたるのを防ぐため、この部分だけやけに短い吊り革が取り付けられていました。手前の吊り革と比較してみると一目瞭然ですね。

側窓、ってカーテン全部閉まってますが…。窓は2段窓となっていて、ご覧の通りカーテンは青いものが採用されていました。
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