7000系20番台リニューアル車
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 6000系の廃車が進む一方、7000系は急速にリニューアル化が進んでいます。ここでは、その決定版とも言うべき10連編成(7020番台)のリニューアル車を取り上げます。

■ドア周辺
 
ドアはステンレス無塗装のものですが、中央には黄色いテープが貼られ、ドア付近の床も黄色いものになっているなど、昨今の新型車と同じようになっています。
ところがどっこい。それにも関わらず案内表示器の類は取り付けられず、ドアチャイムもなし。しかしこれは暫定的な扱いのようで、現在ではLCD及びドアチャイムを取り付けた編成も現れています。。
■室内
   
まずは全景写真からご覧に入れましょう。カラースキームのみならず座席の個別シート化、湾曲したスタンションポールや袖仕切り板の設置など、限りなく9000系に準じた内装となっています。・・・いや、ひょっとしたら9000系より上を行く存在かも・・・?

車端部の様子。妻窓はそのまま残されています。おもいやりぞーんを示すステッカーが凄い状況になってきていますが…。貫通扉は従来のものを化粧板を張り替えて使用しているだけなので、少し古めかしい感じもします。

乗務員室との仕切り付近の様子。こちらも化粧板を張り替えた程度で目立った改造点はありません。運転台背後の窓が小さくとられているのも更新前と同じ。

■座席
 
通常座席は7人掛け。中央にはスタンションポールが設けられています。
従来の更新車に準じた紫系のモケットですが、こちらは個別シートとなっています。きめ細かく凸凹している点も相変わらずで、座り心地の面から言えば最新鋭の9000系よりもこちらの方がはるかに上です。

車端部は4人掛け。こちらも従来の更新車と同じ青系のモケットを採用。
■室内細部
 
 
天井は中央の所々に送風機がありその左右に冷房の吹き出し口が並ぶスタイル。この部分だけはリニューアルされても変化が殆どないようです。

窓はその四角い形状こそ変わっていませんが、UVカットガラスに変更されたためカーテンは廃されました。この辺りは9000系に準じた仕様であるといえるでしょう。

吊り革。座席上部にある吊り革は元々丸型のものが配されていましたが、リニューアルを機に三角型のものに取り替えられたようです。

優先席の吊り革はご多分に漏れずオレンジ色のもの。
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