2200系
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 京阪、新時代。登場から40年以上経過している2200系ですが、ご多分に漏れずイマドキの京阪色に塗り替えられ、まだまだ真新しい中之島へも乗り入れます。写真の車両は何気に珍車の2270号車。この車両だけ事故の影響で2400系と同じ前面になっていますが、内装は…?

■ドア周辺
ドアは他と合わせて緑色に塗られています。補強用の金具がとりつけられている点が古めかしい。通勤時間帯の立ち客に考慮しているのか扉周囲にゆとりをもった構造となっており、特徴の一つと言えるでしょう。
■室内
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1・2:まず全景から見ていきましょう。上段左側(1)は中間車、右側(2)は先頭車の車内になります。薄緑色の化粧板、深緑色の床、そして緑色の座席。至るところを緑で統一するそのスタイルに、1980年代までの京阪の通勤型電車のポリシーがうかがえます。前述したとおり扉付近に余裕をもたせているのと、ポールが林立していないので広々とした印象を受けます。

3:乗務員室背後の様子。カフェオレの容器が気になるところですが…。こちらも全体的に緑色で統一されています。乗務員室への扉は引き戸になっており、補強用の金属板が縦方向にもつけられているのが特徴です。背後の窓は左右とも大きく、眺望性は抜群です。

4:車端部の様子。こちらも同様緑色で統一されています。貫通扉は若干細めのもの。やはり補強用金属板が取り付けられています。妻窓は大きく、特に右側のものは開閉可能な構造になっています。
■座席
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1:扉付近が立ち客用のスペースとなっているこの車両。扉間にある座席は6人掛け。前述の通りモケットは緑色。カーブを描いた袖仕切り棒が時代を感じさせてくれます。掛け心地はやわらかめ。

2:乗務員室背後は2人掛け。被りつきも出来る座席ですが、淀屋橋方面の先頭車の場合ここは優先席。優先席の背ずりは黄色いモケットが使用されています。

3:車端部の座席は4人がけ。尚、消火器はこのように妻面に設置されています。
■室内細部
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1.天井部分を見てみましょう。中央には京阪ではお馴染みの回転グリルとラインデリアが続き、ここから風が送られます。両側にある蛍光灯はカバー付きですが、一つ一つが独立しており連続はしていません。尚、天井部分はさすがに緑色にはならなかったようで、ここだけクリーム色となっています。

2.座席上の吊り革は広告も表示できるようになっており、優先席付近の吊り革は、その部分に優先席の表記があります。座席上でない部分は短めのもの。尚、枕木方向には設置されていません。

3.窓は2段式。上段・下段とも窓を開けることができます。カーテンはこれまた緑色。完全に光をさえぎれるものとなっています。
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